風呂場でシューゲ

防水スピーカーを風呂場に持ち込み、湯船に浸かりながら音楽を聴くことがたまにある。風呂の中では何もすることが無いし、音楽を聴いていれば余計なことを考えなくて済むし、あったかいし、素敵な時間である。

今日はSoundCloudシューゲイザーの曲をまとめたプレイリストがあったのでそれを聴きながらぼんやりしていた。ただでさえリバーブ多めなシューゲイザーの曲をこれまた音の響く風呂場で聴くもんだから何言ってるか分からないくらいリバーブマシマシだった。まあそれは言い過ぎだが。

特に知らないバンドだったが、聴いている内に気付けばその曲が持っている熱を感じ取ってきて、この人たちはどんな思いを込めてこの曲を作ったのだろうか、とか、こんな田舎の片隅で、風呂場で名も知らない状態で曲を聴いている、そんな聴かれ方をこの人たちは想定していただろうか、とか、いろんな思いを巡らせてしまった。

形容し難いが、いろんな思いを込めて作られた曲が、この風呂場の中で誰にも知られずひっそりと聴かれている。そんな状況がひどく不思議に思えて何とも言えない感覚に陥った。「世界は廻っているんだな」とか良く分からん感想を抱いた。

僕の曲もいろんな人に聴いてもらいたいなと思った。